京都国際マンガミュージアム「荒俣宏の大大マンガラクタ館」。休館中でも形を変えて開催予定。

「荒俣宏の大大マンガラクタ館」
開催期間:2020年5月11日(月)〜8月25日(火)

京都国際マンガミュージアムでは、「世の中に忘れられたマンガの先祖たちを掘り起こし、現在マンガのルーツをさぐる」ということを目的に、館長の荒俣宏氏が企画し、プロデュースする「大マンガラクタ館」という小展示シリーズを展開しています。「マンガラクタ」というのは、マンガを含め、「誰かに発見されないかぎり、ずっとゴミくず同然に埋もれてしまう」ガラクタこそ面白がる、という価値観を示した、荒俣館長による造語です。本展は「大マンガラクタ館」の特別拡大版として企画されました。プロデューサーは荒俣館長本人です。ある意味、子供の頃から「大マンガラクタ館」だったと言える荒俣館長は多くの人が見向きもしなかったモノ、コト、ヒトを集め、文章や絵を書いたり描いたりするコトで評価してきた人生を、荒俣館長自身のコレクションや創造物などで紹介します。

荒俣 宏 ・ 原作、高橋葉介 ・ 作画「帝都物語」原画 © 高橋葉介

荒俣 宏 ・ 原作、高橋葉介 ・ 作画「帝都物語」原画 © 高橋葉介

中学 時代 の 荒俣宏による『 金魚熱帯 魚 飼育日記』 大学

中学 時代 の 荒俣宏による『 金魚熱帯 魚 飼育日記』 大学

大学時代 の荒俣宏による イラスト 原画

大学時代 の荒俣宏による イラスト 原画


★展示会全体の(裏)テーマ
〈(マンガ)ミュージアム
〉とは何か?!


荒俣館長が研究してきた博物学史「驚異の部屋(アンダーカマー)」、衛生博覧会などは、「ミュージアム」が今のように制度化される以前の面白いものは何でも取り入れようとし取り入れようとした混沌状況だと言えます。この〈原(プレ)ミュージアム〉を、「マンガ」というサブカルチャーが「ミュージアム」と出会うようになっている現在と重ねつつ、「そもそもミュージアムミュージアムって何だろう?」ということも考えます。

【料金】無料(ただしマンガミュージアム入場料は別途必要)
【主催】京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター
【関連イベント】マンガとの対談や、研究者、大学時代の仲間たちとの鼎談等を企画中。
詳細が決まり次第、随時マンガミュージアムウェブサイト等で発表します。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今後の展示・イベント企画を急遽延期もしくは
中止をさせていただく可能性がございます。

 

◆ 荒俣宏(あらまた・ひろし)プロフィール
作家。京都国際マンガミュージアム館長。
1947年東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、10年間のサラリーマン生活ののち独立。百科事典の編集助手をしながら書いた小説「帝都物語」がベストセラーになり、日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』で、サントリー学芸賞受賞。神秘学、博物学、風水等多分野にわたり精力的に執筆活動を続け、その著書、訳書は350冊あまり。稀覯書のコレクターとしても有名である。

イベント情報

【日時】2020/5/11(月)〜8/25(火) 14:00〜16:00
【場所】京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
マンガミュージアム2階 ギャラリー1、2、3
【入場料】大人: 800円 中高生: 300円 小学生: 100円
6月15日より変更致します→大人: 900円 中高生: 400円 小学生: 200円
 ※小学生のみでの入場はご遠慮いただいております。中学生以上の方と一緒にお越しください。
【開館時間】10:00~18:00(最終入館時刻17:30)
【休館日】毎週水曜日、6月16日、18日
 ※7月16日〜8月25日までは無休

新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、マンガミュージアム自体を休館させていただくなど、展覧会に足を運んでいただけない状況に なる可能性もございます。その場合何らかの形で、この〈無観客展覧会〉をご覧いただける手段をご提供する予定です。

お問合せ

京都国際マンガミュージアム ☎075-254-7414
京都国際マンガミュージアム HP