滋賀のお客様に、このミニポスターを渡しに行くと、コロナ禍のこの大変な時期にわざわざ来てくださってと、初見の会長(先代社長)さんにご対応をいただいた。
最初、受付で名刺を渡すと「営業マンが京都から来たと言うから、どやして追い返してやろうかと思った」と。すぐに誤解は解けて、会長室まで案内をして頂き、その後、近江商人の有難いお話しを聞く事に。
「三方よし」は商売において、売り手と買い手が満足するのは当然で、社会に貢献が出来てこそよい商い」という、近江商人の精神が有名だが、己の利益だけを追求せずに社会、お客様の幸せを願う「先義後利」の近江商人の精神を、特に今のこのコロナ禍においては、若い経営層に知ってもらいたい、噛み締めて欲しいと。今、人の為になる行いは必ず返って来ると。
だから、このポスターをいただいたご恩で、私はあなたに必ず恩でお返しをする事になるからと。
今、君みたいな若い(初老ですが何か?)人が考える事は2つだけ。
1つは、この騒動が去った時に組織としてどう動くかの、航海図を描き直す事、もう1つは、自己犠牲をしてでも社員の命と雇用を守る、その戦略を考え抜く、この2つ以外は考えても、今は過剰に案じるだけなので何も考えなさんなと。
何の役にも立たない、つまらんweb研修より、中身の濃い、身のある有難い御説法を頂きました、本当にありがとうございました。
編集部 F