介護が必要になったら、まずすること
まずは要介護認定の申請をしましょう。介助用ベッドや車椅子などの用具費用や介護サービスの利用料金など、介護に必要な費用の自己負担を軽減してくれる制度が介護保険です。制度を利用することで金銭的負担は1~3割で済みます。また、要介護や要支援など、認定結果によって利用できる介護サービスが異なります。まだ介護が必要かどうかわからないが、生活に不自由さを感じることがあれば、まずは市区町村窓口や、地域包括支援センターへ相談を。
地域包括支援センターを利用しよう
地域包括支援センターとは、高齢者を地域でサポートするために設置された機関。住み慣れた自宅や地域で生活できるよう、必要な介護サービスや日常生活支援などの相談窓口になっていて、介護保険の申請も可能です。原則として1つの市区町村に1つは設置されていて、利用は無料。上手に活用できれば、早い段階で介護を予防することもできるので、「何かおかしいな」と思ったら、早めに相談しましょう。
介護がはじまる前にできること
介護のことはケアマネージャーなど専門の担当者に全て任せよう、と思う人もいるでしょう。しかし、それではどうサポートしていいかが分からず、生活スタイルに合った、本当に必要なサービスが受けられないかもしれません。高齢になるというだけで暮らしのスタイルは変わってくるので、自身の10年後や20年後、例えば家族の手を借りずに一人で気楽に暮らしたいのか、それとも子どもや孫と一緒がいいのかなど、どんな暮らしをしたいのかをきちんと見つめておくことが大切です。家族に高齢者がいる場合には、本人にしっかりと確認しておきましょう。
講師:太田 英樹
メンタルコーチ・心理カウンセラー・介護支援専門員・介護福祉士・ファイナンシャルプランナー・介護事業コンサルタント
場所:コミュニティースペース「アイカフェ」
京都市山科区椥辻番所ケ口町45-12インサイトコート椥辻
株式会社インサイトハウス内
日時:10/25(木)13:30~15:30
受講料:500円
※やましなぐらし会員様は無料でご招待(当日入会可能)