不登校からの学校選び【日本初のネット高校】京ままインタビュー

なかなか学校へ行けていないと、「高校進学なんて無理」とあきらめていませんか?不登校だから無理、は思い込みでしかありません。今回は、そんな不登校からの学校選びについて、京都美山高等学校の入試広報課の先生方にお話をお聞きしました。

積極的に通信制を選んで欲しい

不登校を経験している子って、高校卒業なんてできるわけがない、と思い込んでいる子も多いと思うんです。学校に行けないから通信制に行くしかない、と。まず言いたいのは「ここしか選べない」ではなく「これでいいんや」と思って欲しい。本校の場合は年5回の登校で全日制と全く同じ卒業資格が取得できますし、通学しないことは、不正解でも後ろめたいことでもないんです。

通信制高校を選ぶ生徒が増えている

文部科学省の発表によると、いわゆる不登校の生徒は年々増加しています。そういった現状を踏まえ、京都府でも通信制の高校やコースを選ぶ生徒も増えていて、2024年度では、前年度より約15%多い約3,300人が在籍しています(出典:令和6年度学校基本調査結果)。国や府による支援金もありますので、経済的な不安を気にすることなく、自分に合った学びを選ぶことができます。

つらい経験をした子に一番伝えたいこと

オンライン教育を導入した当初は、「そんな学校があるからますます不登校が増えるんじゃないか」と言われたこともありましたが、最初は全く家から出て来なかった子が卒業した事例も多くありますし、現在、本校の卒業率は90%を超えています。不登校やいじめなど、つらい経験は無かったことにしてしまいたいと思いがちですが、その経験があったからこそ、自分だけの魅力に気づくことができたり、新しい価値観に出合ったりなど、次につながることが必ずあります。誰にでも長所があるのだから、このままでは駄目だ、なんて思わずに、あなたは今のままでいい、ということを一番伝えたいですね。

※本文は、お二人のお話をまとめた形でご紹介しています。

「人間は機械じゃないので、100人の生徒さんがいれば100通りの対応をしています。『生徒に自信を、保護者に安心を』が本校のモットーです」

「誰にでも長所があります。自分のできないことばかり気にするのではなくて、優れていること、できることを大事にしてください」

学校法人両洋学園 京都美山高等学校

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